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SESSION

02

お客さまの「パートナー」として、
「データ解析」をともに考える

MEMBER PROFILE

  • データサイエンス本部
    シニアデータアナリスト

    渡邉 輝

  • データサイエンス本部
    本部長

    北島 聡

  • データサイエンス本部
    シニアデータソリューション
    プランナー

    高木 宏明

SECTION 01

お客様の数だけ、
データ分析の方法は存在する

―KSKアナリティクスではアジャイル型データ分析サービスをはじめとした、顧客ニーズに合わせたサービスを多角的に展開されていますね。データサイエンス事業部で仕事をされる中で大切にしていることを教えてください。

高木 :
ビジネスコンサルティングのような要素を大切にしていますね。たとえば製造業の方とお会いすれば「故障予測をできるようにしたい」「需要予測をしたい」という話になります。はたまた大企業の人事部の方にお会いすれば「採用すべき人材はどんなタイプか」、「いかにして優秀な人材を見つけるか」といった、いわゆる「ピープル・アナリティクス」つまり人材の分析の話になります。お客様の数だけ、データ分析の目的は存在すると言っても過言ではありません。
渡邉 :
また、お仕事をご一緒する方法もお客様によってまちまちです。パターンとしては大きく2つあります。ひとつは、お客様が「データ分析によって、この課題を解決したい」という課題と施策を概ね決めている場合です。この場合は、たとえば3ヶ月や半年といった期間を設け、こちら側で全て請け負ってつくります。もうひとつは、先ほどの高木が言及したビジネスコンサルティングの要素にも重なりますが、「ビジネス課題は分かっているけれど、データ分析となると何から手をつけていいか分からない。そもそもどうやってやるかも分からない」といったお客様。そうしたお客様とは、一緒に「考えるべきこと」を考えるフェーズからご一緒することになりますね。

SECTION 02

ツールの力をレバレッジするのは、
人の知見だ

―企業理念である「Data Analysis for Everyone!(誰もが当たり前にデータを分析・活用できる社会)」。日々の業務の中でどのようにこの理念を体現しているのでしょう?

北島 :
データを活用したい方、データを活用してビジネスを変えたい方のパートナーとしてナンバーワンになる、というのが私たちの使命だと思っています。私たちはビジネスコンサルティングの要素を持ち合わせていますが、お客様との関わり方はパートナーでありたいと思っているのです。データ分析の手法についてはさまざまなご提案を行いますが、実際に手を動かして、ビジネスを変える主体はお客様だと考えているということです。
実際の現場を目のあたりにされている実践者の方に「データ分析でこんなことができるんだ」と思ってもらえるような、創造的な提案をさせていただくこと。そうしてビジネスのアイデアが膨らみ、社会におけるデータの活用が進んでいくこと。それが私たちの目指していることなのです。
渡邉 :
当社でもオープンソースを中心にさまざまな分析ツールをご提供していますが、ツールだけで誰もが簡単にデータ分析ができ、ビジネスの価値が向上するというようなことはなかなか起きないのです。データ分析において価値のある結果を出すためには、幅広い知識や経験を持つ人の中に蓄えられた知見が必要です。もちろんツールの開発・提供は重要なのですが、そのツールの効果を最大化するのは、お客様とともに学び、成長する、人の力だと私たちは考えています。ツールと人の力を両方使って、お客様をワンストップで支援したいと常日頃考えていますね。

SECTION 03

ビジネスのアウトプットまでを
俯瞰できる知見が求められている

―「ビッグデータ」という言葉が社会で広く認知され、活用が進んでいると思います。そうした時代背景を受けて、データサイエンスはどう変わり、またKSKアナリティクスの役割は今後どのように変わっていくのでしょう?

北島 :
私たちは「データという材料をどのように料理して、どんな結果を出すか」という、言ってみれば「データの料理人」としてのスキルがコンサルティングとして求められているところです。しかし私たちは今、そもそもの材料を見直すことの重要性について意識的に取り組んでいます。
つまり、今はまだお客様は気づいていないけれど、今後非常に重要性を増すであろうデータというものが存在します。それは何で、どのように蓄積する仕組みをつくるべきか、「材料の探索」こそ私の取り組んでいることです。日々流れているだけの業務データを、視点を変えて見て、蓄積させることで、ユニークで価値のある分析が多様に生まれていく世界が今後やってくるのではないかと思っているのです。
高木 :
私が受けるご相談の約9割を占めるのが「そもそもデータをどのように活用すればよいのか?それを教えてほしい」というものです。この世界において、データそのものの価値はおおいに上がっています。よって、データをどう取るかというディスカッションは数多く行われています。しかし、ビジネスの視点を持ってそれらをどう活用するのかを考えられる人材はまだまだ少ない。日本全体を考えても人材不足です。
北島の言ったデータのインプットからビジネスのアウトプットまで通して見ることのできる知見を、私たちは研究し、お客様へ提供してゆきたいと思っています。

SECTION 04

データ分析の価値を変える、
グローバルな視点

―KSKアナリティクスの、今後のビジョンについて聞かせてください。

高木 :
グローバルな視点を多くのお客様に提供していきたいですね。海外の企業の方は、ビジネスにおいてデータに大きな価値を見出している印象です。たとえば中国だと、企業がデータ分析の人材を1000人ほど引き抜き、分析チーム立ち上げて大きな成果を上げている企業もあります。一方日本はチームとして分析専門部署を立ち上げている企業はまだまだ少なく、またその規模も非常に小さいものになっています。これはデータ分析力=企業競争力であるという認識を経営トップが腹の底から理解しているかの違いです。日本は完全に2周遅れ・3周遅れの状況になっておりこれを何とかしたいと考えています。
渡邉 :
当社のビジネスのマーケットの観点から言っても、グローバルマーケットへの進出は重要ですね。オフショアの協力会社も今、ベトナムに拠点をつくって展開しています。データ分析も、そのマーケットは日本だけに留まらないはずだと考えています。
北島 :
当社は今後もグローバルな視点を持ち続けます。現在、力を入れて取り組んでいる一つに製造業のデータ分析があります。ご存知のように日本は世界有数の製造業の国です。日本は世界の中でも先進的なデータ活用が生まれやすい環境にあるのです。データ分析・活用に関するノウハウをグローバル市場で展開し、大きなイノベーションを生むことを期待しています。
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